無意味なキーワードはサヨウナラ!楽天SEOのこれからはターゲット
楽天1ページ目に商品が表示されているが、アクセスは減っていく。注文も減っていく。楽天RMSのアクセス分析、検索キーワードを確認してもボリュームが落ちている。なぜ?右肩下がりにアクセスも売上も落ちていく。
そんな状況のあなたに今回は「SEO」という本質をお伝えしながら、何をする必要があるか解説していこう。
1.過去の楽天SEOとは
SEOというと日本では「キーワード」「被リンク」のイメージが強すぎるので、あまり使いたくない言葉ではある。楽天SEOはほぼ商品名に設定されるキーワードにより順位変動が起きていた。
過去にはこんな例もあった。
ワンピースワンピースワンピースワンピースワンピースワンピースワンピース
この様に連続することで上位に上がるケースもあった。当然ユーザーは混乱しただろう。
こんなケースも
ワンピース 黒 白 赤 花柄 綺麗 可愛い
とにかくユーザーが検索しうるワードを叩き込むことで上がるケースもざらにあった。正直このワードを見て、サムネイルをみて違和感があるのは、他の誰でもない「ユーザーだ」過去の「楽天SEO」はゲームみたいな感じだった。
2.現在の楽天SEO
現在の楽天SEOは以前よりはgoogle寄りになってきたと考えられる。以前に比べ順位変動が激しく、キーワードを入れて上がってきたとしてすぐに下がってしまう傾向にある。つまり、ユーザー視点に少しずつなってきていると考えられる。
3.goolgeのSEOとは
googleを基に話を進めていくとわかりやすい。世界No1検索サービス「google」は検索の質を落としたくない。
つまりあるキーワード「顕在ニーズ」に対して「潜在ニーズ」を満たすページを用意し、ユーザーに提供する。
つまり検索したユーザーに対し、思っていた以上の情報を得てもらう事を考えている。「こんな情報知りたかった。でも、検索するまではこんな事知りたいなんて思ってなかった。」という具合だ。
そいういページが1ページ目に来るようになっている。そしてそのページを発見したユーザーはそのページを書いた会社自体に興味をもつ。これは商品ページからトップページへいく気持ちだ。
SEOの本質がすこし理解できて来たと思う。
4.ショップがやるべきこと
上述の通りいくのであれば、ターゲット選定が非常に大事になってくる。ターゲットというと年齢や年収、性別、世帯人数など当然考える必要があるが。それと同じくらい大事な事は「背景」だ。いかに背景を考えられているかで注文率を変えることが出来る。
4-1クリックしてもらう為には未来を見せる
楽天市場はタイトルよりも最初に出てくるサムネイル画像が重要だ。最近ではサムネイルの文字だったり、背景を白になど楽天側から指示があるようだが、私は反対だ。
全ショップが真っ白な背景に商品。一方、ベネフィットが書いてあるサムネイルを比較したら圧勝するのはどっちだからわかるはずだ。
ユーザーは商品を買うわけではない。商品を買った後に起こる「未来」を買うのだ。
例 例えば世界最小マウスなどを開発した会社があると考えよう。
1 真っ白な背景に小さなマウス。文字は「世界最小マウス」と書いてあるサムネイル
2 デスクの上に大きなノートとキーボードが置いてあり、その横に最小マウス。文字は「机が広々マウス」と書いてあるサムネイル
サムネイルを比較したあなたがクリックをするのはどちらか?
4-2売れないと意味がない
しかし、そんな綺麗なターゲットを絞ったサムネイルがあったところで、商品ページがその背景に刺さるランディングページになっていなければ全く意味をなさない。
つまり、最適化してくのは商品ページも関係ある。
上述のような商品でLPを作るなら、キャッチコピーは「机ひろびろノンストレス」としよう。快適に業務をこなしているような写真が良いだろう。
そして、現状のストレスを感じていることを写真と文字で表現。
例えばちょっと右手を移動させるとマウスが腕にぶつかる等・・・
まとめ
ユーザーは「最悪の状況を改善したい時」もしくは「今よりいいものを買いたい」時に商品を購入する。そのどちらかの心理を考え、狭くて深く刺さるような、キーワード、サムネイル、LPを用意できればしっかりと売上は上がってくる。逆にそこまで細かくターゲット選定されたページの方が少ないと思う。広く浅くは一番売れないので注意しよう。